2015年全日本選手権観戦覚書
2015年12月に真駒内アイスアリーナで行われた全日本選手権に行ってきました。
足下アイスバーン
いつかフィギュアの試合を見てみたいと思い立ち、無事チケットを手に入れても周囲に気軽に話を聞ける人がいなかったり、ツイッタランドの猛者の方々に聞くこともできずどうすればいいか困っているひとりぼっちの人に届けばいいなと考えて、試合の中身ではなく用意したものや現地の様子など書き残そうと思います。
到着時の新千歳空港
持参した荷物
以上を1つのリュックに入れて、貴重品やチケット類は肩掛けの小さな鞄にまとめ基本的に両手は常にあいている状態にしていました。
当日着ていた服
- 半袖のババシャツ
- ハイネックのセーター(ウール)
- タイツ(スリムウォークのやつ)
- ヒートテックのズボン
- 冬靴
- マフラー
- 手袋
- コート(ダウンではないけど裏にボアがついてる)
以上のうち、貼るカイロとブランケット、セーターは結局使いませんでした。
靴用カイロはなんか悔しくて使いましたけど別になくても大丈夫。
会場内では手袋と耳あては外しています。ブランケットは使っても良かったのですが、帰りに鞄にしまう面倒くささが勝りました。
つまり、そのくらいの寒さです。あったらいいけど、なきゃないで平気。
もちろん同じスタンドでも出入口付近は風が通りますので、ないと寒いようです。
冬靴は購入することを強くおすすめします。靴に装着する滑り止めもあるようですが、防寒・防水・防滑全てにおいて優れています。
どの道も人の往来が多いところやバスの降車口など雪が踏み固められ氷になっています。もちろん会場の出入口や帰りのシャトルバス待機列ずっと氷の上です。現地の方は普通に走ったりしてますけど、言うなればあれは7級とか8級とかのスペシャルな人たちです。我々のような1☆年振りにリンク行ってみるかレベルがマネをしてはいけません。
変に体に力を入れる必要はないですが、靴には力を入れることをおすすめします、12月になればスポーツ用品店で半額セールやりますから買いましょう。普段履いてもあったかくて最高ですよ。
交通事情
札幌は都会ですので公共交通機関が発達しています。交通系ICカードはJR、地下鉄はもちろんシャトルバスでも利用可能なので1枚あると便利です。
新千歳空港からは札幌まで電車で30分、某関西国際空◯とは大違いの利便性、空港からは真駒内駅行きのバスもあります。
私はバスを利用しましたのでそちらの状況をお知らせします。
通常、空港から真駒内駅までは70分くらいで着くようですが冬場は路面が凍結しており徐行運転のため若干遅れるよと係の方に教えていただきました。
が…徐行???さすが北海道普通に車走ってます。あれが徐行ならば普段はどれだけスピードを?80分程で到着しました。
とはいえ、空港からはJRと地下鉄をおすすめします。やっぱり短時間で着きますからね、余裕をもって行動できるはずです。
真駒内駅からは会場までシャトルバスがあり、駅からアリーナまでは10分程度です。行列はすごいですがバスの本数もたくさんあるのですごく待つという印象はありません、行きは。
帰りは会場の人が一斉にバスに乗るので、会場を出てバスに乗るまで40分ほどかかりました。歩いて駅まで行かれた猛者もいるようですが…うーん、バス待ち時間と徒歩の時間同じくらいのようですしどこでどうやって寒さをしのぐか?問題ではないでしょうか。
当日は雪が降っていたので耳あてとコートのフードが大活躍しました。確かに外はとてもさむいですが、バス待ちの行列による人の壁で若干寒さもやわらぎました。雪も乾いているので手で払えば問題ないですし、服が濡れるということもありません。
帰りのバス待ち時の雪
その他の様子
会場には売店があります。あったかい飲み物・食べ物が売っていまして混雑していたり、品物がなくなりそうな様子はありませんでした。
真駒内駅にはコンビニが2ヶ所ありました、1つは改札前の小さな店舗ですが食料はそろいます。
もう1つは駅の並びにある普通のコンビニですが、こちらには行っていないのでようすはわかりません。
とくにこだわりがなければ食料の現地調達は充分可能だと思います。
会場内のトイレはみなさんおっしゃる通りすーっごく混んでました。入るのにどんだけ時間かかるのでしょうか…想像もつきません。全員の演技を見るかトイレかの天秤です。
それから北海道は暖房がすごい、ですが…そうかなぁ?そんなでもなかったです。
店内や車内では暖房が暑いから厚着はやめた方がいいというアドバイスもありましたが、バスの中も電車も札幌の地下街もコート脱いだら寒いと思います。地元の方は薄着でしたが…
最後に
初めての試合、初めての北海道(しかも冬!)、何もかもわからないことだらけで必要以上に構えてしまいましたが、アイスショーに冬場行ったことがある方は同様の支度で大丈夫です。
試合観戦、しかも遠征ともなれば心理的にも物理的にもそして金銭的にもハードルがたかいですよね。
なにも無理に行かなくてもいいのです、会場に行かないからといってフィギュアスケートを愛していないわけではありません。人にはそれぞれフィギュアスケートとの向き合い方というものがあり優劣がつくものではありません。
茶の間には茶の間、現地には現地の良さ悪さがあります。ただし、行かなければわからないことがあるのもまた事実です。
行きたいけど行けない、迷う気持ちもあるでしょう。無理をする必要はないです、いつかその時が必ず来ます。
その時が来たらひとりぼっちでも、例え1日だけでも一歩足を踏み出してみてください。きっと今以上にフィギュアスケートのことを好きになるのではないでしょうか?
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